僕の未熟なエッセイたち

僕が綴るエッセイです。

【ドタバタ】たった1ヶ月でオーストラリアでのワーホリ準備をした体験談!!

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前回のあらすじ

 

高野山で、師匠の勧めでオーストラリアにワーホリしに行くことを決意。

 

なんでも仕事を紹介してくれるらしい。

目的地は、カナナラ

 

聞いたことない。。

何でも、欧米バックパッカーが集まる、知る人ぞ知るドープな町らしい。

 

決意したのは3/10。

出発は4月前半が目標。

 

1ヶ月を切っている!!

 

今回は、1ヶ月で出発までこぎつけた、ワーホリ準備の体験談!!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

目次

 

1,ワーホリとは

ワーホリとは、ワーキングホリデーの略称で、その名の通り、

「異国で働きながら余暇を楽しむこと」です。

 

「ワーキングホリデービザ」を取得すると、1年間の滞在、さらには就労が認められます。

つまり最強のビザです。

 

注意点としては、30歳までしか取得できないこと。

若いうちにやれ!ってことですね。

 

ワーホリはどこの国でもできる訳ではなく、日本と協定を結んだ国でしかできません。

 

日本とワーキングホリデーの協定を結んでいる国は、下記のリンクから確認できます。

https://www.jawhm.or.jp/country/

 

22ヶ国!!

意外と多いですよね。

 

2,オーストラリアのワーホリビザ申請!

 

Googleで「オーストラリア ワーホリ」

と検索してみると、

 

少なくとも半年前から準備を始めましょう!

 

などと、不安を煽ることばかり書いてある。

 

こちとら、1ヶ月もないんだよ!

 

 

最優先事項は、

ワーホリビザの取得

 

Google

「オーストラリア ワーホリ 申請」

などと検索すると完璧なサイトが出てくるので、ここでは申請の仕方は詳しく書きません。

 

まずは、immiaccount なるものを取得する必要があるらしい。

 

早速そのサイトに移動し、必要事項を記入していく。

 

 

問題①パスポート番号知らん!!

 

しかし、ここで問題が。

 

パスポート番号必要やん。(そりゃそうだ)

 

オーストラリアに行くことになるなんて想像だにしてなかったから、

パスポートは

東京の部屋の引き出しの中。

 

このままでは、3/27に下山して東京に帰るまで、ビザを申請できない!

 

師匠に相談すると、

「パスポート番号くらい覚えてるやろ」

 え、そうなの。

 

親に

「俺のパスポート番号知らん?」

とメッセージを送っても、

「知らん」

とのこと。

 

万事休す。

 

だが1つだけ方法があった。

俺は寮に住んでるので、

「寮長さんにマスターキーで部屋に入ってパスポートを探してもらい、写真を送ってもらう」

という方法だ。

 

でも俺はこの方法を選びたくなかった。

 

パスポートはおそらく机の右側の引き出しに入っている。

そして、机の左側の引き出しには、

童貞なのにノリでAmazonで頼んだらミスって大量に来た、36+おまけとして高級なやつ1個の、計37個のコンドームがパンパンに詰まっている。

 

寮長さんにこれは見られたくない。

とんでもないヤリチンだと思われてしまう。(童貞なのに)

 

しかし頼めばバレる可能性が大いにある。

まさに諸刃の剣。

 

頭を抱えながら数日を過ごした。

 

その間にビザ申請から発行までの期間を調べてみると、2日〜2ヶ月とのこと。

 

いや、振れ幅でかいな!

 

唯一の希望は

「師匠は1日で発行された」

ことだが、俺にも当てはまるかは分からない。

 

恥、か、オーストラリア行き、どちらを選ぶか。

もちろんオーストラリアだ!

 

意を決して寮に電話する。

 

ひこ「もしもし、ひこです。寮長さんいますか?」

 

寮長さん「今代わったけど、どうしたの?」

 

ひこ「実は、かくかくしかじかで、俺の部屋入ってパスポートを探して欲しいんです!

机の向かって右側の引き出しに入ってると思います!右側です!

見つけたらLINEでパスポート番号の写真を送って下さい!」

 

寮長さん「いいよー。」

 

10分ほど待つと、寮長さんからLINE通話が。

 

寮長さん「ゴムめっちゃ出てきてびっくりしたよ。(笑)

ひこくんやっぱ面白いね笑笑。

ちなみにこの寮、女性の立ち入り禁止だからね。連れ込んでないよね?」

 

めっちゃ笑ってるやん。

てかあっさりバレた。。

 

ひこ「連れ込んでないです!!」

 

 

ひこ「そんなことより、パスポートは見つかりましたか!?」

 

寮長さん「見つかったよー。今写真送るね。」

 

よし、1つ傷を負ったが、無事に収穫は得た。

 問題➁パスポート更新しなあかん!!

 

しかし、またもや問題が。

 

パスポートの有効期限が1ヶ月を切っている。

 

申請するには、半年以上残っていないといけないから、パスポートを更新しなければならない。

 

急いでGoogleでパスポートの更新方法を調べる。

 

実家のある奈良県で申請しなければならず、しかも申請してから1週間かかるらしい。

 

ここで諦めてたまるか。

 

休みをもらって一時下山し、申請を済ます。

 

1週間後以降に取りに来るように言われたので、

高野山での仕事が終わる3/27に、

実家に戻る途中に取りに行き無事ゲットした。

 

ついにワーホリビザ申請

 

4月前半にはオーストラリアに行きたいのに、もう3/27だ。

半ば絶望しながら、申請ボタンを押す。

 

※2019年4月後半に制度が変更され、銀行の預金残高の書類提出が義務になったとのこと。ふー、危ない。

 

その2秒後、

オーストラリアの移民局から

一通のメールが届いた。

 

あー、申請完了を知らせる自動送信メールか。

 

そう思いながらも一応のぞいてみると、

 

ビザ添付されてるやないかい!!!

 

10回以上確認する。本物だ。

 

ここに、申請後2秒でビザを獲得した男が誕生した。

 

悪いことの後には良いことが起きるんだなあ(しみじみ)。

 

3,ビザ申請後

ビザの申請でめちゃくちゃ疲れたから、ほとんど何もしてない。(笑)

 

やったことは、

 

1,オーストラリアの現地口座をオンラインで作成する

 俺はANZ銀行を選んだ。日本にいる間に口座を作っておくと、オーストラリアについてからの手続きが楽になる。

2,航空券を取る

 4/3~4/4のオリ合宿中に、4/9出発の航空券を取った。

3,現地で日本口座からお金を引き出す方法を確認する(出国当日)

  持っていた三菱UFJ銀行のクレジットで引き出すつもりだったが、当日の朝、気になって銀行に電話してみたところ、安定した収入がない場合は使えないとのこと。

 

 この問題は、デビットカードなら海外でも引き出せるため解決したが、

なんと海外でカードを使うには、銀行に海外へ行く旨を伝えなければならないらしい。

急いで用紙を記入し空港へ行く途中にポストへ投函。(笑)

 

 

持ち物は、いくつかの世界一周バックパッカーのブログを参考に用意し、

速乾タオル・南京錠だけamazonで購入し、他は部屋にあったものを出国前日に詰め込んだ。

 

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ビザ申請日からカウントすると、

約2週間でワーホリ準備を終わらせた体験談でした。

 

笑いと役立つ情報をミックスしたら、分量がえげつなくなってしまいましたが、最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。

 

これからオーストラリアにワーホリ行く! という方で、

持ち物や事前準備に関してもっと詳しく知りたい!

という方がいらっしゃれば、DMで気軽に質問してください。

誠心誠意答えさせていただきます。

 

 

高野山編がまだ残っていますが、

 

無職ホームレスから始まる、

謎の町”カナナラ”でのワーホリ編もお楽しみに🙌

 

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 続く、

 

 

ひこ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【高野山に来たらオーストラリアにワーホリ行くことになった!!】1ヶ月高野山に篭った男の体験談➄

 

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前回のあらすじ

 

高野山での1日を紹介!

朝7時から夜7時まで仕事だけど、休憩多いしゆるい雰囲気だから楽しかった!

 

詳しく知りたい方はこちらから↓

 

www.hikolog.com

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1,師匠との出会い

 

高野山のお寺には、夜遅くに到着。

ヘロヘロな俺を待ち構えていたのは、キャラの濃い人達だった。(下記参照↓)

 

www.hikolog.com

 その翌日、早速仕事が始まり、お昼の2時間休憩に差し掛かった時、師匠が高野山を案内してあげると言ってくれた。

 

師匠の車に乗って、高野山の三大スポットである

を周る。

 

高野山に約2年ほど住んでいる師匠から、ならではの知識を教えてもらい、より深く味わうことができた。

 

最後には、絶景スポットに連れて行ってもらい、インスタ用の写真をちゃっかり撮ってもらった。

 

 

この師匠の経歴がすごく面白くて、

 

大学4年で就活を始めセミナーに参加するも、どこの企業も

「これからの日本はだめだ」と言う

日本を出る決意をし、

世界一周の旅に出る。(笑)

東南アジアを周る中で、英語力不足を痛感

オーストラリアへ1年間ワーホリに行く

フォレスト・ガンプ

という映画に憧れて、パースでえび漁船に2週間乗ったり

"カナナラ"という欧米バックパッカーが集まる、知る人ぞ知る田舎町でファームジョブ をする。

日本に帰国して商社で働き、退職してオーストラリアで2年目のワーホリ

1年後、帰国し職探し中に、お坊さんの友達を訪ねて高野山に遊びに行く

高野山の魅力に取り憑かれ住み着く

 

ざっとこんな感じ。

 

昔から世界一周に憧れていたし、

留学はみんなやってるから嫌で、ワーホリにした

という価値観にはすごく共感したし、もう

「師匠と呼ばせてください!」

って感じだった。

 

今回は、そんな師匠の勧めで、オーストラリアでのワーホリを決意する話。

 

2,文ニートになる

 

「文ニートって何!?」

皆さんそう感じたでしょう。

 

東大の新入生は、

の6つに分かれます。

 

東大には、進振りという制度があり、2回生の夏に自分の学部を決定します。

 

では、上記の6つの科類は何なんだというと、

文科一類は法学部に入りやすく、

文科二類は経済学部に入りやすい、

などそれぞれ学部への行きやすさが違うんです。

(ややこしい。笑)

 

では本題に入ると、

俺は文科二類に所属しており、全科類の中で、文科二類は唯一、

2年の前期に必修がないんです。

 

つまり、1回生で必須単位を取りきれば、2回生の前期半年間をまるまる休みにすることができるんです!!

 

1回生で必須単位を取りきる人はたくさんいます。

でもそのほとんどは、2回生の前期も、興味のある授業をとったりして、休みにはしません。

 

「必須単位を取りきったらもう他に授業はとらないで休みにする!」

という俺みたいな学習意欲の低い人達が、文ニートと呼ばれるのです。

 

俺は、入学前から文ニートになることを目標にしていました。

そして、運命の成績発表は3/10。

ここで全単位を取りきれていれば、晴れて文ニートになれます。

 

その日、昼休憩に入るとすぐに部屋に帰り、パソコンを開きました。

結果は、、

全単位取得!

 

ニートになれた!

 

 

3,オーストラリア行けば?

 

ニートになれた喜びを噛み締めながら、師匠とお話ししていました。

 

ひこ「これから半年間休みなんですよ〜。まだ何するか全然決めてないんですけど。」

 

師匠「え、そうなん。じゃあオーストラリア行ってきなよ。俺が働いてた農場の仕事紹介してあげるよ」

 

普段から師匠のオーストラリアでの話は聞いていて、すごく楽しそうだなと思っていました。

 

それに何よりも、高野山まで来て元バックパッカーの方に出会い、価値観が自分と似ているその方にオーストラリア行きを勧められること。

 

半年間の使い方なんて無限の可能性があるけれど、オーストラリアというものに何か運命のようなものを感じました。

 

ひこ「よし、4月にオーストラリア行きます!」

 

出発日は4月前半!

1ヶ月切ってます。(笑)

 

次回、ワーホリ希望者必見!

ドタバタのワーホリ準備編!

 

乞うご期待🙌

 

続く、

 

ひこ

 

 

 

【宿・食事付きで日給8000円!!】高野山の宿坊で働く1日を公開します!高野山に一ヶ月篭った男の体験談④

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前回のあらすじ

 

高野山のお寺に無事到着し、

ぶっ飛んだ人たちに出会う。

これからの生活に期待いっぱい😆

 

高野山って働けるの!?」

そう思った人も多いのではないでしょうか。

俺も調べるまで知らなかったのですが、働けるんです🙄

 

その時の記事はこちら↓

 

 www.hikolog.com

 

今回の記事では、仕事日の1日の流れを紹介していきます!!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

6:30 起床

7時に仕事開始なので、30分前のこの時間に 起きることを目標にしていました。

実際は、6:50起床とかの方が多かったんですけど。(笑)

起きたらお風呂場でシャワーを浴び、作務衣(さむえ、↓こんなやつ)という仕事着に着替え、

  

キッチンにタイムカードを押しに行きます。

 

7:00 仕事開始

タイムカードを押したら仕事開始!

 

お客様のお布団をあげ、朝食の御膳をお部屋まで運びます。

まずはおかずだけを運び、それが終われば次はご飯、最後にお味噌汁と分けて運びます。

熱いうちに食べてもらうための配慮。

 

ここまでを1時間で終わらせます。

 

8:00 みんなで朝ご飯

お客様がお部屋で朝ご飯を食べている間に、俺たち従業員も朝ご飯をかきこみます。

メニューは毎日白ご飯と味噌汁。

そしてテーブルの真ん中には、納豆・ふりかけ・いかなご・キムチ、などなど思いつく限りのご飯のお供が。

めっちゃうまい。

 

朝ご飯を食べ終わったら9:00まで自由時間。

歯磨いて、従業員部屋でジャンプを読む。

 

9:00 仕事再開

3時間ぶっ通しで働く、1日で1番辛い時間。。

 

まずはお客様の食べ終わった御膳を下げる。

それが終われば、各々の担当に分かれ、お寺内をくまなく掃除。

俺は毎日、掃除機係をやってた。

単純作業すぎて、ずっと音楽聴きながら考え事。(笑)

 

このお寺で働いている人みんな、前の記事で書いた通りぶっ飛んでいて、適度にサボってゆるーい雰囲気なのに、この時間だけはめちゃくちゃ真面目(謎)。

 

ルーティンの作業が終わって時間が余っていれば、

雑巾掛けしたり、

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境内を竹箒で掃いたり、

 

なんかすごく寺っぽいことする。(笑)

 

ちなみに一番きついのは、雑巾掛け。

 

12:00 みんなでお昼ご飯

ハンバーグとか豚汁とか普通に出てくる。(笑)

精進料理だけで一ヶ月生活を覚悟して来てたから、最初はびっくりした。

教義的には全然okだとお坊さんたちが言っていた。

 

 

12:30~16:30 2時間仕事、2時間休憩

この時間の仕事は、宿泊客のチェックインくらいしかないから、前半2時間、後半2時間どちらか一方で働いて、もう一方は休憩する。

 

昼ごはんを食べながら振り分けるんだけど、だいたいみんな前半で休憩したいから、

駆け引きが始まる。(笑)

 

仕事中

意外と知られてないんだけど、高野山は全国的に見てもトップレベルでインバウンド観光が盛んな、激アツなところ。

だからこのお寺も、

宿泊客の約8割は外国人。

街を歩けば、至る所で外国人を見かける。

 

俺は比較的英語ができたから外国人のチェックインを任された。

色んな国から来る人達と英語で話すのが楽しくて楽しくて。

 

休憩中

日課にしていた素振りをしたり、

 
 
 
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日課(にしたい) Daily routine(in fact,sometimes🤭) #高野山#kendo #nature

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瞑想をしたり、

 

師匠から借りた本を読んだり、

 

トレッキングコースを歩いたり。

 

この時間が一番好きだった。

 

時間が合えば、師匠と一緒に山歩きをする。

 

16:30 仕事開始

全員集合して、晩御飯の御膳を部屋まで運ぶ。

朝と同じように、まずおかずを運んで、次にご飯、最後にお吸い物。

英語で精進料理の説明をしたりする。

 

17:30 みんなで晩御飯

お客さんがご飯を食べている間に晩御飯をかきこむ。

 

18:00 仕事開始

お客さんの食べ終わった御膳を下げ、お布団を引く。

それが終わったら、キッチンで食器を洗い、御膳を拭き、仕事終わり!!

 

19:00~ 自由時間

相部屋の子達と話したり、街にあるめちゃくちゃ美味い居酒屋「みやさん」に行ったり。(笑)

 

なんと、高野山には居酒屋があるんです!

品数豊富でめちゃくちゃ美味い。

観光客は一人もいなくて、高野山に住んでいる人達が集まる隠れスポットなんです。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

どうでしたか??

皆さんも高野山で働いてみたくなりましたか?

 

今回は、日々の生活をさらっとまとめてみました。

次の記事では、ぶっ飛んでいる人達とのエピソードなど、もっと濃い話を書いていきます!

 

書きたいエピソードがまだ何個かあるので、高野山編、もうちょっと続きそうですね。(笑)

 

 

続く、

 

 

 

ひこ

 

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【驚き】高野山でぶっ飛んだ人達に遭遇!!高野山に一ヶ月篭った男の体験談➂

 

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前回のあらすじ

 

高野山に到着するも、初っ端から心霊現象に遭遇、、!

 

昔は、女性が1人で高野山を訪れ自殺することが多かったとか。。

 

さあさあ、気を取り直していきましょー!!

 

——————————————————

 

 

タクシーを降り、お寺の豪勢な門をくぐる。

 

これから1ヶ月間、このお寺に

住み込みで過ごすことになる。

 

門をくぐって右側に本堂があり、そこだけ明かりがついていた。

とりあえず、そこに向かうことにする。

ここに来るまででもうクタクタで、持っている木刀を杖のようにして向かう。

 

明かりのついている部屋には一人のお坊さんがいた。

こちらに気づき、部屋から出てきてくれる。

 

ひこ:「今日から1ヶ月間お世話になる、ひこと申します。よろしくお願いいたします。」

 

お坊さん:「あー、君がそうなのね。ちょっと待ってて。今担当の人呼んでくるから。」

 

そうして連れてこられた人は、ちょび髭の生えた、そして

ちゃんと髪の毛がある、なかなかダンディーな男性。

この人は、これからの高野山生活で僕に大きな影響を与えた人であり、学ぶところが多かったので、密かに心の中で

”師匠”と呼んでいた。

 

師匠が部屋やお風呂、バスタオルの場所を教えてくれる。

どうやら俺は、他の3人と相部屋で過ごすことになるらしい。

 

ひこ:「他の3人は今部屋の中にいますか? 挨拶したいのですが。」

 

師匠:「ん?あいつら今

飲みに行ってるんちゃうかな。あと15分くらいしたら戻ってくると思うよ。」

 

…え?

高野山って酒飲めるん?

 

ひこ「そ、そうですか。じゃああと15分何をしとけばいいですか?部屋で待っといたらいいですかね?」

 

お坊さん「まあオナニーでもして待っといて

 

…え?   

お坊さんって下ネタ言うん?

 

お坊さん最高かよ。 

 

高野山に来る前には、東京で

高野山にえろ本持って行って、お坊さんに見せて煩悩あるか検証するわ!」

とか言っていた俺。

(ちなみにえろ本は持ってきていない)

 

初日で検証終了や。煩悩アリアリやないかい。

 

高野山に対し

一気に親近感が湧いた瞬間だった。

 

 

 

ひこ:「お名前はなんて言うんですか」

 

お坊さん「ん、俺はハム太郎!よろしくね〜」

 

キャラ強すぎる。。

 

初日からビシビシ伝わったように、ハム太郎さんはこのお寺のムードメーカーであった。

1ヶ月間ずっとハム太郎さんと呼んでいたため、今でもこの人の本名は知らない。

 

 

 

そうこうしているうちに、相部屋の人たちが帰ってきた。

 

一人は、親の事情で高校を中退し、今はこのお寺で働いている暴走族上がりの男の子。

 

もう一人は、高野山大学に留学中のカンボジア人の男の子。

 

あと一人は休みをとって下山しており2週間後に帰ってくるらしい。

 

いや、メンツ濃いな。

 

 

普通に東京で暮らしていたら、こういう経歴の人たちに会うことは中々できない。

 

俺は、自分を含め小さい頃からエリート街道を歩み、ぬくぬくと育ってきた東大生に囲まれて4年間を過ごし、そのまま社会に出るのが嫌で、

大学外のイベントに参加するなどして幅広い人たちと会おうとしてきた。

それでもやはり会える人には限界があって、みんな大学生だし、「同じ領域から出れていないな。。」という思いがあった。

 

だからこそ、この時、

「やっと会えた…めっちゃ話聞きたい!」

そういう気持ちだった。

 

このお寺で働いている人は他にも

ぶっ飛んでいる人

たくさんいて、

その人たちは後の記事で登場する。

 

俺にとって、高野山での経験は、

自分の中の常識をぶっ飛ばしてくれたかけがえのない経験

だった。

 

 

続く、

 

 

 

 

ひこ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【高野山での愉快な日々】第2話 木刀と腹筋ローラーを持って

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第2話 木刀と腹筋ローラーを持って

 

2月27日。

高野山へと出発する日がやって来た。

 

50リットルのバックパックに、

着替え、スティーブ・ジョブズの本、

腹筋ローラーを詰め込み、木刀を手に抱え、高野山へと向かった。

 

1ヶ月の高野山生活で、毎日木刀を振り、腹筋をシックスパックにすることが、俺の目標だったのだ。

 

大阪まで新幹線で約2時間半、

そこから高野山まで電車で約2時間、

夜8時頃、ようやく高野山までたどり着いた。

 

高野山の駅から目的のお寺まではタクシーで移動する。

たまたま会った2人の外国人と共にタクシーに乗り込んだ。

 

2人の外国人は俺とは違うお寺に宿泊するらしく、先にそこに向かうことになった。

2人の外国人はGoogleマップを開き、目的地がすぐの所にあると説明するが、

年配の運転手さんはそれを一切見ようともせず、カーナビの指示に従い出発した。

 

タクシーは快調に進んでいく。

快調すぎてGoogleマップ上の目的地なんてとうに過ぎている。

 

不安そうにしている2人の外国人。

でも確かにカーナビではまだ目的地についていない。

 

自信満々に指示してくるカーナビと、自信満々に運転するおじさん。

俺は、とりあえずは運転手さんに任してみようと何も口出しせずじっとしていた。

 

タクシーは真っ暗な細い山道へと入っていった。

運転手さんも少し不安そうになってきている。

 

そして、カーナビが

「目的地です。案内を終了します。」

と宣言した場所は、

周りに何もない、明かりさえもない、不気味な山道だった。

 

2人の外国人は、

「やれやれ、だから言ったじゃないか」みたいな雰囲気を出しているが、

日本人の運転手さんと俺はそれどころじゃない。

 

だって、カーナビが暗い山道に向かわせてくるって、

怪談話の定石パターンやん。

実際この場所もなんか異様な空気を感じる。

いや、怖すぎる。

 

俺「さ、さすがにこの辺りにお寺はなさそうですね。Googleマップに従ってみましょうか。(震え)」

 

運転手さん「そ、そうですね。案内を頼んでもいいですか。」

 

そうして急いでその場を離れた。

「呪いにかかって帰られへんのちゃうか」とも思ったが、何事もなく、無事目的地へと到着。

 

着いて早々、出だしが悪い結果となってしまった。

 

 

 

続く。

 

 

【高野山での愉快な日々】第1話 寺篭りを決心する

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小さい頃から結構な量の本を読んできた。

今までにしてきた挑戦のほとんどは、本に影響されて始めたものがほとんどだ。

 

高校生の頃、海堂尊の『光の剣』という小説を読んだ。

剣道を題材にした小説で、その中に、主人公の速水が1人で寺に篭り、毎日朝から晩まで真剣で素振りをし、強くなって帰ってくるというシーンがある。

 

これを読んだ時の「俺も寺に篭ってみたい」という感情が、大学1年の冬、ふと蘇ってきた。

 

これは俺が高野山に1ヶ月間篭った時の愉快な体験談。

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第1話 

寺篭りを決心する

 

「寺に篭りたい」

ふとそう思ったのは、仲の良い友達5人とお泊まり会をしている時だった。

直感はいつも、ふとした時に降りてくる。

そうなったら善は急げだ。

皆がまだ寝静まっているなか、静かに起き出しパソコンを開き、Google

「寺 住み込み」と打ち込んだ。

 

誰かの体験談や、住み込みの方法が出てくれば良いなと思っていた。

もし出てこなければ、どこかの寺の門を叩き、直接頼み込むつもりだった。

 

意外にも検索結果に現れたのは、

『住み込みナビ』というものだった。

 

何だこれ?

よくよく見てみると、寺での住み込みバイトに特化した求人サイトらしい。

 

バイトあるんだ。。

少し拍子抜けしたが、これは悪い話ではない。

寺に住み込みながら、お金までもらえるのだから。

一石二鳥ではないか。

 

面白いことに、住み込みナビに掲載されていたのは全て高野山のお寺だった。

独占しすぎやん。

 

後々分かったのだが、高野山には100以上のお寺があり、宿坊として宿泊客を受け入れているお寺も多い。

だから仕事が多いのだ。

 

それはさておき、早速1つのお寺に電話を掛けてみた。

 

「もしもし、〇〇院です。」

 

「もしもし、ひこと申します。

住み込みナビを見て電話させていただきました。」

 

「あっ、ではこちらからすぐに掛け直しますので電話番号を教えてもらえますか?」

 

なんでも住み込みナビ経由の電話だと、高額の手数料を取られるらしく、

相手の電話番号を聞いたらすぐに切って、個人の回線で掛け直すらしい。

後から知ったライフハック。一生使うことはないだろう。

 

その後10分ほど話をし、履歴書をメールで送れば合否の連絡が来るということになった。

実は話の感触から、受かったも同然だと思っていたのは内緒。

 

案の定すぐに合格のメールが届いた。

 

どんな生活が待ってるのだろう?

ワクワクが止まらなかった。

 

 

続く

 

 

【インターンしてる大学生は偉いって風潮あるけどどうなの!?】一回生からインターンを始めた東大生が語る!

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f:id:hikkochan:20190608140205j:imageこんにちは、いい作業場所を見つけてホクホクしてるひこです。(↑これ(^^)

 

突然ですが、

インターンしてる大学生は偉い

って風潮ありますよね!?

 

僕はそう感じます。

今回は、1回生の6月からベンチャーで長期インターンを始めた僕が、インターンのリアルを綴ります!

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きっかけ

 

インターンに踏み出したきっかけは、

5月に高時給のバイトに落ちたことでした。

 

「大学では行動しまくって何か成し遂げてやるぞ!」

と息巻いていた俺。

 

でも、サークルなど大学特有の楽しさを味わっているうち、いつしか俺の野心は心の底に沈んでいました。

 

そんな中、先輩が時給3000円のバイトを紹介してくれました。

余裕しゃくしゃくで面接を受けると、まさかの一次面接で不合格に。

 

その時、ハッと我に返りました。

「小金稼いで遊ぶために大学まで来たんじゃない。お金じゃなく成長を求めなあかん!」

 

そうして、成長=インターン、という風潮に乗ってインターンを始めました。

 

 

探し方

 

といっても、どうすればインターンを始められるのか全く分からなかったので、インターンをしていた先輩に

インターンを始めたいです!」とメッセージを送りました。

 

その先輩から紹介されたのが、wantedly というサイトでした。

 

このサイトでは、様々な企業がインターンの募集をしています。

気に入ったものがあれば気軽にメッセージを送ることができ、さらにそのまま、気軽にオフィス訪問ができます。

僕の場合は、

社長さんと2人でお昼ご飯を食べ、それが面接の代わりでした。(笑)

 

このwantedly、おそらく

日本最大級のインターン求人サイトなので、求人の数が多すぎてどれに応募したらいいか分からなくなります。

 

だから自分なりの判断基準を持つのが大事。

 

僕の場合は、業界や職種にはこだわりが無かったので、

「大きい目標を掲げている会社」

を基準として、3,4社にアポを取りました。

 

 

"1回生"というだけで褒められまくり

 

特に何のスキルも何の実績もなかった俺なのに、"1年生"というだけでウハウハでした。

 

「1年生なのにインターンか!すごいなぁ!」

 

「1年生からインターン始めたら就活無双できるよ」

 

何度このようなセリフを聞いたことか笑

 

ちなみに、”1回生だからインターン先が見つかった”というわけではありません。

今の時代、人手不足なのでいくらでもインターン先は見つけられます。(笑)

 

 

渋谷のベンチャー企業での日々

 

最終的に、渋谷近くのベンチャー企業インターンをすることにしました。

 

俺は新規事業担当で、インターン同期のK君と2人で自由にやらせてもらえるという贅沢な環境。

 

ちなみにK君は、親が外交官で小さい頃から海外を転々とし、現在はカナダで1番の大学に通い、夏休みで日本に帰省したタイミングでインターンをしているという高スペックな男でした。

 

最初の仕事は、

新規事業のwebサイトを作ること

俺が入った頃にはk君があらかた完成させていたので、より見やすくなるよういじったり、スマホ画面でもきれいに表示されるようにしたり、といった作業でした。

 

他には、

②営業のアポイントメールを送りまくる

 

ビジネスの場面でのGmailの書き方から教えてもらいました。

 

Facebookマーケティング

 

新規事業はヨーロッパの国々をターゲットとしていたため、広告媒体としてFacebook を採用しました。

ビジネスアカウントを作り、広告を流す。

毎日リーチ数やアクセス数を眺め仮説を立て、文章をちょっと変えてみたり写真を変えてみたり。

 

④社長と一緒に営業に行く

 

社長さんと密にお話できるのは、ベンチャーの特徴ですね。

 

➄原宿にいる奇抜な人を対象にインタビューしに行く

 

これは意味分かんないです。(笑)

 K君の面白い発想です。

K君が、新規事業のwebサイトに人を集めるためにコラムを書こうと提案し、2人で原宿に行ってきました。

面白かったのでこの日の出来事は別記事で書きます。(笑)

 

 

 

サークルとバイトを掛け持ちのため週2回しか入れなかったし、結局インターンは6月〜8月までしかしなかったので仕事内容は少ないです。

 

 

インターンの期間が短いのには訳があって、なんと社長さんが

「将来起業したいなら今起業したら?」

と勧めてくれ、9月から起業に奔走することになったのです😱

 

この時の体験はまた別記事であげます!

 

 

 

どうでしたか??

 

インターンがどんなものか、少しでもイメージできるようになりましたか?

 

今回は、インターン先を探すところから仕事内容まで、

俺の体験をフラットに書くことを意識しました。

 

インターンって漠然としてるけど、1つの体験談として参考になったらいいなと思います。

 

俺はインターンの紹介業をしようとした時期があり

10社以上の企業にインターンについてのインタビューをしてきたのでインターンについては詳しいつもりです。

 

次の記事では、

 

インターン先をどう探したらいい!?

 

結局インターンってするべきなの!?

 

といったところを真面目に分析して書こうと思います。

 

 

ここまで、だいぶ長くなりましたが、読んでくださり本当にありがとうございました!

これからもよろしくお願いいたします!

 

 

 

ひこ

 

 

 

 

 

自由すぎる東大生がブログ始めます!!!

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こんにちは、皆さん初めまして!

2019年6/7現在、フィリピンはセブ島バジャウ族の村にて沈没している

東京大学文科2類2年の  ひこ です。

 

このブログでは、これまでの、そしてこれからの東大生なのに!?と驚くような意外性のある挑戦の数々を綴っていこうと思います。

 

一言で表すならば、

 

”自己表現であり、役立つ話であり、すべらない話であるブログ” 

 

です! 長い!(笑)

 

意外性のある挑戦って何してきたの!?

 

と、この1年で本当に色々なことをしてきました。

この挑戦の中で得られた

  • 教訓
  • 同じようなことをしたい人達へのお役立ち情報
  • 面白い話

を綴れば、

 

”読者の皆さんにとって有益だし、俺の自己顕示欲も満たせて一石二鳥やん!?”

 

となったのが、ブログを始めた理由です。

 

これから過去の挑戦たち、そして未来の挑戦たちをどんどん文字に書き起こしていきます。

 

「こんな東大生いるんや〜、世界って広いなあ」

と思ってもらえるだけでもやりがいはあるってもんです。

 

ですが

 

必ずや

 

皆さんにやる気を与え、皆さんの挑戦を助け、皆さんをクスリと笑わせる

 

ようなブログにすることを誓います!

 

温かく見守っていただけると幸いです。

よろしくお願いします!

 

 

ひこ